オゾンによる除菌の仕組み
オゾンにより細菌の細胞膜を破壊し細菌を不活性化します。
オゾンによる脱臭の仕組み
オゾンにより臭気性物質を酸化分解します。
OZONE SANITIZATION
オゾン除菌装置は、オゾンの酸化力を利用して、空気中のウイルス・細菌・カビ・ニオイ成分などを分解・無害化する除菌・脱臭装置です。人手が届かない空間や機械内部、製品表面も、空気循環とともにまるごと処理できるため、非接触・非薬剤での衛生管理を実現します。
近年では、医療機関・食品工場・公共施設に加え、宿泊施設や飲食店での活用が広がっています。
FEATURES
オゾンは使用後、自然に酸素(O₂)へと分解されるため、薬剤のような残留リスクがありません。定期的な換気により、安全かつ環境に優しい除菌が可能です。
複雑な空間構造や目に見えない隙間、手の届かない機械内部などにも対応し、対象物に触れずに清浄な環境を実現します。
タイマー設定や人感センサーなどを備えたモデルもあり、無人時のみの運転や異常時の安全停止が可能です。工場や施設に合わせた運用が行えます。
MECHANISM
オゾンにより細菌の細胞膜を破壊し細菌を不活性化します。
オゾンにより臭気性物質を酸化分解します。
EFFECT
オゾン除菌の効果は、オゾンガス濃度(ppm)と接触時間(min)の積によって算出されるCT値が高いほどに効果が増加するとされています。
ウイルス・細菌 | CT値(ppm x min) | 死滅数/減少率(%) | ||
---|---|---|---|---|
① | 新型コロナウイルス | 60 | 99.7 | |
② | 新型インフルエンザ (H1N1) | 18 | 99.7 | |
③ | 新型インフルエンザ (H5N1) (強毒性鳥インフルエンザ) | 60 | 100 | |
④ | Norovirus (ノロウイルス) | 72 | 100 | |
⑤ | Bacillus cereus IFO 13494 (セレウス菌) | 24 | 100 | |
⑥ | Vibrio parahaemolyticus IFO12711 (腸炎ビブリオ菌) | 24 | 100 | |
⑦ | Salmonella typhimurium IFO 14193 (サルモネラ菌) | 24 | 100 | |
⑧ | 硫化水素 | 28 | 100 | |
⑨ | 一般細菌 | 大腸菌 | 60 | 99.99 |
⑩ | Staphylococcus pyogenes (化膿レンサ球菌) | 60 | 100 | |
⑪ | Staphylococcus aureus IFO 12732 (化膿レンサ球菌) | 24 | 100 | |
⑫ | 黄色ブドウ球菌 N20 | 60 | 99.98 | |
⑬ | 黄色ブドウ球菌 RN 2677 | 60 | 99.98 |
MAIN PRODUCT
外形寸法
W 120 × H 120 × D 120 mm ※突起物含まず
重量
約1kg
オゾン
生成ランプ
無水銀特殊UVランプ (スマートエキシマUVランプ)
オゾン生成量
5,2.5,1.7,1.3mg/h以上 ※ランプ新品時
オフタイマー
3時間、6時間、12時間、連続
風量
0.25㎡/min
電源
DC12V(AC100Vアダプター付き)
外形寸法
W350 × D180 × H280 mm ※突起物含まず
重量
7.5kg
オゾン
生成ランプ
無水銀特殊UVランプ (スマートエキシマUVランプ)
オゾン生成量
1000mg/h以上 ※ランプ新品時
時刻スタート
任意の時刻でスタート可能
オフタイマー
00時間01分間~99時間59分間の間で設定可能
定格電源
最大約 160 W
使用環境
10~40℃、20~70%RH 但し、結露無きこと
オゾン回収機能
除菌後オゾンを回収する機能があります。 人が入室する前に安全なオゾン濃度に下げておくことが可能です。
FAQ
原則は無人環境での使用を推奨していますが、安全機能付きモデルや低濃度運転で一部対応可能な機種もございます。
また、人感センサーや安全タイマーを併用することでリスクを最小化できます。
はい。オゾンはアンモニアや硫化水素などの悪臭成分を酸化分解し、強力な脱臭効果を発揮します。
一定時間の自然分解により安全な酸素に戻りますが、換気を推奨しています。
使用時間によりランプの交換やフィルターの清掃が必要です。
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